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AI開発のヒーローズ、MRスタートアップと連携

人工知能(AI)開発のHEROZ(ヒーローズ)は29日、複合現実(MR)や拡張現実(AR)を開発するポケット・クエリーズ(東京・渋谷)に出資すると発表した。両社の技術を持ち寄り、AIが分析したデータをMRで投影するシステムを開発する。生産や保守の現場で作業者を支援するシステムとして、実用化を急ぐ。

11月以降、両社でMRやARとAIを組み合わせたサービスを実用化する。画像認識技術を使ってカメラで捉えたアナログのメーターが指す数値をデジタルデータとして取得したり、画像認識やあらゆるモノがネットにつながる「IoT」で装置やシステムから得られたデータをAIが解析して、異常を検知する用途などを想定している。

工場やサービス業では人手不足に悩む企業が増えている。MRやARを活用して少ない人数でも作業ができるようにしたり、属人的だった作業を標準化したりする需要が高まるとみて、開発を急ぐ。

ポケット・クエリーズは29日付で第三者割当増資で1億円を調達し、一部を引き受けた。詳細は明らかにしていないが、ヒーローズの出資比率は5%未満という。

ヒーローズは4月に東証マザーズに上場した。独自技術を持つスタートアップ企業に出資して長期的な関係をつくった上で自社のAIと組み合わせて新サービスを開発する方針で、今回が第1号案件となる。

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