時価総額(普通株式ベース)
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純資産倍率 1.19倍 --
株価収益率14.31倍14.14倍
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読み解き株安 米IT銘柄の急落、引き金は「金利」
編集委員 松崎雄典

2018/10/29 12:08
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世界の株式市場で不安定な動きが続いています。10月初旬、連鎖株安の最初のきっかけを作ったのは米国の金利上昇でした。そして、この下落局面で下げがきついのがIT(情報技術)株です。なぜなのでしょうか。

動画配信の米ネットフリックスは9月末に比べ20%下落しました。一方、スマートフォンなどのアップルは同4%の下落にとどまっています。この差に今回の株価下落の大きな理由の1つが潜んでいます。

投資家は株価の妥当な水準を、企業が生み出す将来の利益をベースに計算し、日々売買しています。その際、すでに大きな利益を出しているアップルと、まだあまり利益を出していないネットフリックスでは違いが出るのです。2017年度の純利益はアップルが5兆4000億円、ネットフリックスは600億円とまさにケタ違いです。

アップルが今後、生み出す利益は過去の実績からある程度、予想が可能です。一方、ネットフリックスは、どこかで利益が急拡大していくと投資家はみていますが、先々に期待される利益は、本当に実現できるのか不確実性が高くなります。その分、将来の利益は大きく「割り引いて」現在の株価に反映されることになります。

金利の上昇は、この「割り引く程度」を大きくします。せっかくリスクをとって株式に投資するのなら、金利よりも大きな値上がり益を得ないと割に合いません。金利が上昇するとこのハードルが上がってしまうのです。

例えば、金利が2%の時に、金利に5%上乗せした7%の株価の値上がり益が欲しいと投資家が考えていたとします。金利が1%上がって3%になると、5%上乗せした値上がり益は8%になります。値上がり益への要求が高くなる分、足元の高い株価は許容できなくなるのです。

もちろんアップルの株価も金利の上昇の影響を受けますが、ネットフリックスのような将来に利益が急拡大すると想定されている企業ほど、影響は大きくなります。

世界的な低金利とデジタル化の波は、IT企業への期待を高め、株価を押し上げていました。金利上昇はその反動を起こしています。

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