2019年9月16日(月)

「ブラジルのトランプ氏」大統領選で当確 ボルソナロ氏

2018/10/29 7:25 (2018/10/29 9:01更新)
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【サンパウロ=丸山修一】任期満了に伴うブラジル大統領選の決選投票が28日実施され、即日開票の結果、過激な言動で「ブラジルのトランプ氏(米大統領)」とも呼ばれる右派で社会自由党のジャイル・ボルソナロ下院議員(63)が初当選を確実にした。任期は2019年1月1日から4年間。

ブラジル選挙管理当局によると、開票率100%で得票率は、7日の第1回投票で首位だったボルソナロ氏が約55%。第1回で2位につけた左派で労働党のフェルナンド・アダジ元サンパウロ市長(55)は約45%だった。白票や無効票などを除く有効票が対象。

ボルソナロ氏は28日、選管発表を受け、地元テレビを通じ「すべての国民のために働く政府をつくる」と勝利宣言した。

元軍人のボルソナロ氏の勝因の一つは、汚職や治安悪化への対策だ。過去の軍政は秩序と治安を保つうえで一定の役割を果たしたと指摘。犯罪や汚職には厳罰で臨む考えを鮮明にした。

経済政策では市場重視を強調し、中道右派のテメル現政権の経済改革路線を基本的に継承する姿勢を示す。財政規律を重視する経済学者のパウロ・ゲジス氏を新政権の財務相に指名済みで、財政再建に向け年金制度の改革や国営企業の民営化などを推進するという。

一方、女性は生産性が低い、同性愛者は受け入れられないなど、差別発言も多い。人権を軽視する姿勢に批判も多い。

敗れたアダジ氏は、労働党が当初擁立したルラ元大統領が汚職で収監され、裁判所に出馬を認められなかったため差し替えた代替候補。同党の伝統的な政策である経済格差の是正を公約に掲げたが、左派勢力をまとめきれなかった。

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