2018年11月15日(木)

日印首脳、インド太平洋で連携確認 別荘で歓待も

政治
2018/10/28 18:30
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安倍晋三首相は28日、来日しているインドのモディ首相を山梨県鳴沢村の自身の別荘に招き、夕食をともにしながら会談した。これに先立ち、山中湖村のホテルで昼食会を開き、インド太平洋地域での連携について意見を交わした。29日も首相官邸での会談を予定しており、日印の防衛・経済両面での連携強化を申し合わせる。

日印首脳は富士山近くで散策を楽しんだ(28日、山梨県山中湖村)

モディ氏の来日は27~29日の日程で、2014年9月と16年11月に続いて3回目。安倍首相との首脳会談は12回目となる。

両首脳は山中湖畔の高台にある「ホテルマウント富士」で昼食を共にした。日本側の説明によると、自由で開かれたインド太平洋の実現に向け、地域情勢や日印間の協力について話し合った。北朝鮮問題を巡っては、朝鮮半島の非核化に向けた連携で一致した。安倍首相は27日までの訪中の結果について説明した。

両首脳は富士山と山中湖が一望できる同ホテル内の庭園を散策した。富士山は雲に隠れて見えなかったが、安倍首相は「この後、また見えますから」と話した。インド人旅行客の増加を見込み、日本の観光名所をアピールした。

別荘では通訳のみを交えた1対1の夕食会を開き、1時間10分にわたり幅広く意見交換した。外務省によると、安倍首相が海外の首脳を別荘に招くのは初めて。17年9月には安倍首相がモディ氏の生まれ故郷であるインド西部のグジャラート州で歓待を受けており、今回は安倍首相の地元の山口県を訪れる案なども浮上した。最終的には安倍首相が複数の候補地の中から別荘を選んだ。

歴代首相では1983年、当時の中曽根康弘首相がレーガン米大統領夫妻を東京都日の出町にある自身の別荘「日の出山荘」でもてなした例がある。

安倍首相は自身が掲げる「自由で開かれたインド太平洋戦略」の重要なパートナーとしてインドを位置づける。中国の海洋進出を念頭に地域の安全保障協力も進める。

両首脳は日本企業の最先端技術も視察した。工作機械大手のファナックの工場を訪れ、ロボットによる工場自動化(FA)の現場を見学した。日本の技術をインドに輸出し、インドの経済成長を後押ししていく考えだ。

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