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スポーツ中継 事前に告知 スポカレが検索アプリ

50競技、2万5000の日程チェック

「見たいスポーツ中継を見逃した」「インターネットでスポーツ観戦したいが、どこで配信されているかわからない」――。そんなニーズに応えるサービスが始まった。6月に新設された「スポカレ」がスポーツの日程やテレビ、ネットの中継情報を検索できるアプリを開発。関係者は「今後、試合観戦の選択肢が増えていき、見逃す人もたくさん出てくるはず。事前に告知するメディアを立ち上げることで成長が見込めるスポーツ産業の一助になりたい」と語る。

スポカレは国内外のスポーツの日程や中継情報を一覧で確認できる

新会社が開発した検索アプリ「スポカレ」はスポーツに特化した「番組表」という位置づけ。野球やサッカー、バスケットボールなど国内外のプロスポーツや学生スポーツのほかに、ファン感謝デーなどのイベントも含めて約50競技、2万5000の日程をチェックできる。テレビやネット配信など約300媒体の放映予定だけでなく、チケット情報もまとめて掲載されている。

たとえば、バドミントン男子で世界ランキング1位の桃田賢斗(NTT東日本)はワールドツアーを転戦し、試合時間やネット中継があるのかわかりづらい。各競技団体のホームページなどを調べれば確認できるが、そこまでたどり着けるのは熱心でコアなファンくらい。ライト層がアプローチするには限界があり、視聴できる環境にあっても、その機会を逃しているケースが多かった。

アプリでは見たい競技や話題の選手の試合予定を事前に設定しておけば、自分だけの観戦カレンダーをつくることが可能。また、注目の試合は10人ほどのスタッフが展開を見ながらリアルタイムで途中経過や注目ポイントを通知。利用者が見逃すことを減らせるように工夫している。10月14日のプロ野球クライマックスシリーズで巨人の投手・菅野智之が無安打無得点試合を達成した際には、八回終了時にスマートフォン(スマホ)に通知して関心を引いた。

今回、アプリを開発した東大工学部4年の俣野泰佑さんは「スポーツとIT(情報技術)を掛け合わせて何かをやりたいと考えていた。ライブで視聴するハードルを下げ、その感動をできるだけ多くの人に届けたかった。観戦ツールとして使ってほしい」という。英パフォームグループのスポーツ動画配信サービスDAZN(ダゾーン)をはじめ、ネット配信が主流になっていく時代にあって、「視聴の機会が増えるほど見たい試合が探しにくくなる」。乱立している情報をまとめ、一覧性を持たせることで機会の損失をなくしたい、との思いが出発点になっている。

アプリを開発した俣野さんは「ライブで視聴するハードルを下げ、その感動をできるだけ多くの人に届けたかった」と語る

スポカレ(東京・港)の荒木重雄社長も「ニュースで結果を知るのではなく、そこにたどり着くまでのプロセスをライブで楽しむことが観戦者を増やし、人気につながり、競技者を増やすことになる。その前提として『知らせるメディア』が存在していなかった。そこに価値があると思った」と語る。

マイナースポーツを含めた様々な競技日程を確認できることは、他競技のファンが新たに気づいたり関心を持ったりするチャンスになる。出身地や母校の試合の日程を知りたい人も少なくないだろう。プロ野球ファンに大学野球を、Jリーグのファンにフットサルの試合日程を知らせることで「興味を持ってもらえるかもしれない」と荒木氏は語る。

競技別だけでなく、全地球測位システム(GPS)機能を利用して現在地から近い会場で行われている試合を確認することもでき、ファン開拓のツールになる可能性もある。「あらゆる競技のファンが集まってくるプラットフォームなので、スポーツ団体とも連携して新たな層にアプローチしたい」と俣野さん。今後はアカウントを作成して友人同士でスケジュールをシェアできたり、観戦後に感想を発信できたりする機能を追加していく予定だという。

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