元大砂嵐が無免許運転か 速度超過も、静岡の高速で
大相撲の元幕内大砂嵐(26)=本名アブデルラフマン・シャーラン=が今年4月、静岡県内の高速道路を無免許で、速度超過をして運転した疑いがあるとして、県警が道交法違反容疑で捜査していることが26日、捜査関係者への取材で分かった。元大砂嵐は2月、長野県で無免許運転したとして道交法違反の罪で略式起訴され、3月に引退していた。
捜査関係者によると、静岡県内の高速道路上り線で4月、速度違反自動監視装置が速度超過をした車を検知。写真を解析し、運転手は元大砂嵐とみられることが判明した。
車は元大砂嵐名義ではなく、助手席には同乗者がいた。時速140キロ以上で走行していた可能性があるという。
元大砂嵐は現在、米国にいるとみられ、県警は来日を待ち、詳しい事情を聴く方針。
元大砂嵐はエジプト出身で、アフリカ大陸から初の力士だった。2月の略式起訴を受け、日本相撲協会から3月、引退勧告の処分を受け、格闘家に転身した。
格闘技イベント「RIZIN」の事務局は26日、元大砂嵐との契約を同日付で解除したと発表した。9月の試合後に疑いが発覚、代理人を通じ調査したところ、事実関係をおおむね認めたという。〔共同〕