/

中米移民の集団北上、米が軍派遣承認 メキシコは保護

【サンパウロ=丸山修一】中米から数千規模の移民集団が米国へ向けて北上を続けているのを受け、関係国が対応を急いでいる。ロイター通信は26日、マティス米国防長官がメキシコ国境への米軍部隊派遣を承認したと伝えた。一方、メキシコのペニャニエト大統領は移民集団を対象にした就労や医療面での支援策を発表し、移民の保護に乗り出した。

移民集団は「キャラバン」と呼ばれ、今月13日に中米ホンジュラスを出発した。グアテマラやエルサルバドルからの移民も加わる形で一時は国連推計で7千人規模に膨らんだ。集団の大半はメキシコ国内に入り、一部は難民申請などの正式な手続きをせずに米国方面に北上を続けている。

複数の米メディアによると、投入される米部隊は800~千人規模と想定されている。不法移民の取り締まりには直接関与せず、主に国境警備隊の後方支援が任務となるようだ。

トランプ大統領は25日、ツイッターで「国家非常事態を受け、軍投入を進めている」と表明。国境管理を所管するニールセン国土安全保障長官が国防総省に協力を要請していた。

入国阻止の姿勢を鮮明にする米国に対し、メキシコは正式な入国手続きか難民申請をし、かつグアテマラと国境を接するメキシコ2州に滞在している移民を対象に一時的な身分証明書を発行すると発表した。現地での就労、医療のほか子供の教育に関しての支援プログラムが受けられる。

こうした支援策を受けて、移民集団が北上をやめてメキシコ国内にとどまる可能性もある。ただ、移民集団の主催者は首都のメキシコシティを通過して米国国境をめざす方針を打ち出しており、今後の動きはまだ不透明だ。

移民問題は11月6日の米中間選挙でも争点となっており、国境で混乱が起きれば選挙結果に影響を与える可能性もある。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

関連キーワード

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン