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閉鎖のボラカイ島を一部再開 フィリピン政府、環境対策施す

【マニラ=遠藤淳】フィリピン政府は26日、環境汚染を理由に閉鎖したリゾート地のボラカイ島を半年ぶりに一部再開した。宿泊施設を限定して営業を許可、受け入れる観光客数にも上限を設けた。環境保護に一定の成果があったとして、他のリゾート地などでも対策に取り組む方針だ。

ボラカイ島では26日朝から観光客の受け入れが始まった。空港がある隣のパナイ島の港から再開を待ちわびた人たちがボートで渡り、ホテルなどで働く人たちから歓迎を受けた。

閉鎖前は年間約200万人が訪れる人気のリゾート地だったが、違法に建てられた施設から下水が海に垂れ流されるなどして環境汚染が深刻化。ドゥテルテ大統領は「汚水だめ」と非難し、4月に同島を閉鎖した。政府は違法建築物の撤去や排水施設の整備など対策に取り組んできた。

25日時点で営業を許可したのは400強ある宿泊施設のうち157施設。満潮時に海岸線から25メートル離れているなどの条件を満たす施設に限定した。海岸にテーブルや椅子を置いたり、火気を使ったりするのを禁止。以前は認めていたカジノの営業許可は取り消した。公共の場所での喫煙や飲酒も認めない。

受け入れる観光客数も減らす。1日に上陸できる観光客は6405人まで。平均3日間滞在すると想定し、一度に滞在できるのは1万9215人までとする。地元メディアによると、以前はピーク時に4万人が滞在したという。

政府は今後も環境対策を続け、営業対象を段階的に広げる方針だ。プヤット観光相は「ボラカイ島を持続可能な観光地づくりのモデルケースにしたい」と話し、他のリゾート地にも環境対策を求める書簡を送ったと明らかにした。一部の島からは観光客数を半分に減らすと回答があったという。

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