林テレンプ 車内の音を再現、防音材用システム開発
自動車用の防音部品を手掛ける林テレンプは、走行時の車内の音を再現できるシステムを開発した。車の防音材を変更したときに、車内でどのような音が鳴るかを聞くことができる。このシミュレーターを使うことで、実際に試作品を車に載せてテストコースを走るといった手間やコストが省ける。

まず3D音響技術を使い、実際に走行した音を記録する。コンピューターで試作した部品のシミュレーションデータをもとに、部品の厚みなどを変えると音がどう変わるかを実際に聞くことができる。従来は数値やグラフでしか結果をみることができなかった。
電気自動車(EV)では走行音がエンジン音からモーターやインバーターの音に変わるほか、ガソリン車などでも車体や部品の軽量化が進んでいる。防音材開発の期間やコスト圧縮につなげる。
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