2019年4月21日(日)

原爆の子の折り鶴、福岡に 「思いやる心、感じて」

2018/10/25 19:18
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広島市の平和記念公園内にある「原爆の子の像」のモデルとなった佐々木禎子さんが生前に病床で作った折り鶴1羽が、命日の25日、福岡県筑前町の町立大刀洗平和記念館に寄贈された。

佐々木禎子さんが生前に病床で作った折り鶴を手にする兄の雅弘さん(25日午後、福岡県筑前町)=共同

佐々木禎子さんが生前に病床で作った折り鶴を手にする兄の雅弘さん(25日午後、福岡県筑前町)=共同

禎子さんの兄でNPO法人「SADAKO LEGACY」(東京)の理事長を務める雅弘さん(77)=福岡県那珂川市=は贈呈式で「ここで鶴を見た時に禎子が大事にしてきた、相手を思いやる心を思い起こしてください」と述べた。禎子さんのおいの祐滋さん(48)=東京都中野区=は、禎子さんが闘病中に口にしなかった思いを想像して作詞作曲した歌を披露した。

同法人が贈った白い2センチ四方の鶴は、禎子さんの生涯を伝えるパネルと共に展示。オバマ前米大統領が作った折り鶴も、長崎市から借りて来年2月3日まで紹介する。

禎子さんは2歳の時、広島原爆の爆心地から約1.6キロの自宅で被爆。白血病を発症し、薬の包装紙などで1300羽以上を折ったが、1955年10月に亡くなった。雅弘さんらは折り鶴を広島平和記念資料館や米ニューヨークの米中枢同時テロ追悼施設などへ贈っており、同法人によると今回で17カ所目。

大刀洗平和記念館は、旧日本陸軍の大刀洗飛行場の歴史を伝える施設。同飛行場は太平洋戦争で特攻隊の中継基地となり、東洋一の規模とされた。〔共同〕

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