ぼうこうがん17人発症 「MOCA」工場で 厚労省調査

2018/10/25 17:37
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防水材に使われる原材料の化学物質「MOCA(モカ)」を取り扱っていた工場など全国7事業所で、在職中の労働者とと退職者の計17人がぼうこうがんを発症していたことが25日、厚生労働省への取材で分かった。同省はモカを扱う事業所に対し、従業員の暴露防止対策や健康管理を徹底するよう通知を出した。発症者に労災制度を案内することも検討している。

モカを巡っては、2016年9月に旧イハラケミカル工業(現クミアイ化学工業)静岡工場で、モカを扱っていた従業員と退職者計5人がぼうこうがんを発症したことが判明。同省がモカを扱う全国約540事業所を対象に実態を調べていた。

調査の結果、イハラケミカルの静岡工場で新たに4人が発症していたことが判明。このほか全国の6事業所で計8人でも発症を確認し、計17人となった。17人は全員男性で、発症年齢ではこのうち10人が60代だった。12人が退職後に発症した。

厚労省によると、モカは健康への影響が指摘されており、扱う事業者に対し、省令で排気装置の設置や暴露防止対策、従業員の健康診断が義務付けられている。

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