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英投資家、相場波乱に備え(海外投信事情)

2018/10/29 12:00
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英個人投資家のリスク回避姿勢が続いている。2019年3月に迫る英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)交渉を巡る不透明感が引き続き重荷になっているほか、米中貿易摩擦や地政学リスクなどを背景とした世界経済の減速懸念がじわりと意識され始めた。相場変動の高まりに対する投資家の警戒感も強まっている。

英国投資協会(IA)がまとめた18年8月の公募投資信託の資金流出入状況は2億1700万ポンド(315億円)の流出超だった。資金流出は英国民投票でブレグジットが決まり投信市場が混乱した16年7月以来2年1カ月ぶりの記録だ。英国株で運用する投信が4億2900万ポンド(622億円)の資金流出となったことなどが響いた。

資金流入セクターにも投資家の警戒姿勢が垣間見える。セクター別で最も資金流入が大きかったのは債券や株式などを組み合わせた「ミックスアセット」の5億3900万ポンド(780億円)で、次に「その他」の3600万ポンド(52億円)が続いた。

「その他」のセクターをけん引したのは、相場動向にかかわらず利益獲得を目指すボラティリティーファンドで、8月に1億8300万ポンド(265億円)の流入超となった。統計を公表するIAは「ブレグジットの期限が近づくにつれ投資家は資産の分散化やリスク管理を強めている」と指摘する。

景気減速懸念が強まり、企業業績の先行き不透明感が浮上している点も投資家の心配の種だ。英アーンスト・アンド・ヤング(EY)によると、ロンドン証券取引所の上場企業で18年第3四半期(7~9月)までの12カ月間に利益の下振れ見通し(プロフィット・ウォーニング=利益警告)を発表したのは206社にのぼり、前年(191社)から増えた。

第3四半期に利益警告を公表した企業は68社だったが、EYによると下方修正を発表した直後の取引日にその企業の株価が平均で21%下落した。この下落率は08年にかけて起きた世界金融危機時に記録して以来10年ぶりの大きさという。

10月以降も英企業の業績懸念は続いている。「Superdry.極度乾燥(しなさい)」のロゴで知られる英アパレル大手スーパードライは15日、天候要因や為替変動を理由に業績予想の下振れ見通しを公表。これを受け、同日の株価は2割を超える急落となった。

2018年の英FTSE100種総合株価指数は3月に節目の7000を割り込んだ後に持ち直し、5月22日には最高値の7877を記録した。しかし、ここにきて再び7000を下回るなど乱高下している。同指数の今年の値幅(高値と安値の差)は1000程度まで広がり、すでに17年(約600)を大きく上回っている。

今後も英国を待ち構える波乱要因は多い。英投資家がリスク回避型の資産運用を続ける可能性は高そうだ。

(QUICK資産運用研究所ロンドン 荒木朋)

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