2019年1月24日(木)

スカパーJSAT、ロービジョン者向け放送に取り組み

2018/10/25 13:00
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日経クロステック

スカパーJSATは2018年10月24日、QDレーザ(川崎市)が研究・開発を進める超小型レーザープロジェクターによる網膜投影技術「VISIRIUM(ビジリウム)テクノロジー」を用い、ロービジョン(視機能が弱く、矯正できないが全盲ではない視覚障害)者に向けた放送視聴サービスを提供するための取り組みを開始したと発表した。

網膜投影の原理模式図(出所:スカパーJSAT、QDレーザ)

網膜投影の原理模式図(出所:スカパーJSAT、QDレーザ)

VISIRIUMテクノロジーでは、超小型プロジェクターからの微弱なレーザー光が瞳孔の中心でいったん収束し、網膜へと投影される。この方式は眼のレンズである水晶体の状態に影響を受けにくく、視力やピント位置に関係なく、眼鏡やコンタクトレンズを使わなくてもボケのない映像を見ることができる。国内に約150万人以上いると推定されるロービジョン者のうち10%程度は、同技術を用いることで映像を見ることができるようになると推定している。

スカパーJSATは、このたび一定の実証が完了したことを受けて、11月1~3日にすみだ産業会館サンライズホールで開催される視覚障がい者向け総合イベント「Sight World」にデモシステムを同社として初めて出展し、体験してもらうことにした。

スカパーJSATは従来から展開してきた有料多チャンネル放送「スカパー!」のメディア事業に加え、より広い領域でのエンターテインメントを提供しようと考えてLIFE事業に着手している。今回の取り組みはその一環である。スカパーJSATは、ロービジョン者にも「スカパー!」の放送サービスを楽しんでほしいと考えて、QDレーザと共に技術的検討を重ねてきた。

(日経 xTECH/日経ニューメディア 田中正晴)

[日経 xTECH 2018年10月24日掲載]

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