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どうするタトゥーでの入浴 悩むラグビーW杯開催地

「入浴お断り」か「文化的理由なら可」か――。2019年ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の開催地で、多くの外国人客が訪れると予想される岩手県釜石市では、大浴場のある旅館やホテルが、タトゥー(入れ墨)への対応に頭を悩ませている。タトゥーは日本では忌避感が強いが、海外では文化に根差している場合もあるためだ。

岩手県釜石市のホテル大浴場に掲げられた案内板=共同

「文化や宗教的理由なら大浴場を利用してもらえるようにしたい」。市内ホテルの支配人は寛容な姿勢だ。W杯が始まれば、大浴場の前に掲げている「入れ墨お断り」の案内板を外す予定だという。「案内板はあくまでも、反社会的勢力関係者の利用を防ぐためのものだ」と話す。

一方で、別のホテルの支配人は「他の客の目がある以上『タトゥーがあっても入浴OK』とはできないのではないか」と慎重だ。

対応を決めかねている施設も多く、「これまで外国人客の宿泊はあまりなく不安だ」「市のW杯推進本部に指針を示してほしい」との声も上がる。推進本部は「まずは施設側の現状を把握して、対応の必要があれば検討する」としている。

海外メディアによると、ラグビーの国際統括団体、ワールドラグビー(WR)が各国の選手らに、公共のプールなどを使用する際、タトゥーを隠すよう要請。南太平洋諸国出身でタトゥーをしている選手らは多いという。

15年には観光庁が全国の旅館やホテルを対象に、入れ墨のある旅行客の入浴の可否を調査。約56%の施設が入れ墨のある客の入浴を断っているのに対し、認めている施設は約31%だった。この結果を受け、同庁は摩擦を避けるため、シールで隠しての入浴など事例集を策定している。

20年には東京五輪・パラリンピックも控える中、同庁担当者は「これまで外国人客があまり泊まっていない施設でも事例集を参考に、貸し切り風呂を案内するなど柔軟に対応してほしい」と呼び掛けている。〔共同〕

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