食道にも細胞シート使用 裂傷治癒に沖縄の病院

2018/10/24 19:32
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沖縄県の豊見城中央病院と中頭病院は24日、食道狭窄(きょうさく)の治療で生じる裂け目に、口腔(こうくう)粘膜の細胞から培養した「細胞シート」を覆う臨床治療を実施したと発表した。

両病院によると、細胞シートは東京女子医大が開発し、既に心臓や角膜などの疾患の臨床で使われ始めている。食道狭窄は、早期食道がんで内視鏡手術を受けた後に発症しやすく、治療に携わった関係者は「(臨床例は少ないが)細胞シートが裂傷を治す効果はあるだろう」としている。

早期食道がんを内視鏡で切除すると患部が収縮し、飲食物の通り道が狭くなる合併症を起こしやすい。拡張器具を使って治療すると、内壁が裂け、傷が原因で狭窄が再発する場合がある。

今回、患者2人を治療。口腔粘膜細胞を培養し作製した薄いシートを、裂け目を覆うように貼り付け再生を図った。中頭病院で7月に治療した70代男性は治癒し、再発することもなく、経過は良好。豊見城中央病院では今月中旬、別の70代男性に移植し、経過を観察している。〔共同〕

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