外国人料金未収2千万円超 「言葉話せず怖かった」 新宿御苑元職員

2018/10/24 18:55
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環境省が管理する東京・新宿御苑で、元男性職員(73)が「外国語が話せず怖かった」として外国人客から入園料を徴収せず、会計検査院が調べた結果、未徴収の額が2014~16年で計約2500万円に上ることが24日、関係者への取材で分かった。元職員は昨年、依願退職している。

使用済みの券は本来データの取り消し処理ができないはずなのに、元職員が無断で管理システムの保守業者に設定を変えさせていたことも判明。検査院は環境省の管理体制に問題があったと指摘するとみられる。

関係者によると、元職員は環境省OBで、御苑に期間契約職員として勤務。一部の外国人客から料金(一般200円、小・中学生50円)を取らずに入園券を渡し、発券データを取り消していた。

検査院が管理システムのサーバーを調べた結果、元職員が扱った券は14~16年に計約37万枚(計約7300万円相当)。同期間に実際に徴収された料金は約4800万円で、差額の約2500万円が外国人客からの未徴収分とみられることが判明した。

環境省は取材に「検査についてはコメントできない」としている。

環境省は17年1月、事案の概要と、元職員を減給10分の1(1カ月)とする懲戒処分を公表。損害額は明らかにしていなかった。元職員は同月、依願退職した。〔共同〕

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