2019年6月26日(水)

ウーバー、名古屋でも料理配達サービス 150店以上で

2018/10/24 20:00
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ライドシェア(相乗り)大手の米ウーバーテクノロジーズは24日、料理配達サービス「ウーバーイーツ」を名古屋市内で始めた。まずマクドナルドなどのチェーン店と個人店の計150店舗以上が対象。米ウーバーはトヨタ自動車から出資を受け、名古屋では全国初のタクシー配車サービスを展開している。イーツとあわせ、国内の事業展開を進める。

ウーバーイーツは名古屋で約150店舗が対象

「東京・渋谷の交差点で10分も立っていれば(ウーバーが配達する人に提供する)緑色のバッグを何個も目にする。名古屋も同じ状況にできる」。初年度の目標を問われたウーバージャパンの武藤友木子執行役員は自信をのぞかせた。

ウーバーイーツは飲食店が配達業務をアウトソーシングできるのが特徴だ。サービスに登録した「配達パートナー」が空き時間にアプリを通じ配送依頼を受ける。パートナーは店舗で料理や飲食物を受け取った後、注文した人の自宅や職場まで運ぶ。

名古屋は東京や大阪などに続き、国内で8都市目の展開先となる。武藤氏は国内での配送件数など実績は明らかにしなかったが、名古屋市では中心部の中区と中村区などから順次、展開。パートナーの約8割が自転車で配達するという。東京や大阪でも自転車は過半数を占めるが、東京は23区全域で展開していることもあり車やスクーターを使うパートナーもいる。

パートナーが効率的に注文を受けるため、同社が海外で展開するライドシェアと同様の技術を使い、需給に応じて支払う報酬を変更する。

飲食物を注文した人が支払う配送手数料は、名古屋では当初、12月末まで無料とする。東京や京都など他の地域では、通常380円の手数料が掛かる。手数料は注文するエリアの混雑度に応じ、高くなることもある。

ウーバーは9月、名古屋市内でフジタクシーグループとの協業を発表。ウーバーアプリを使ったタクシー配車サービスを始めた。順調にエリアを拡大するイーツと対照的に、国内でサービスを開始できていないライドシェアへの足掛かりとする狙いだ。ライドシェアはトヨタも有望な分野とみており、米ウーバーに出資する決め手となった。

武藤氏は「名古屋は国内で唯一、イーツとタクシーの両方を提供している地域」と話す。イーツでウーバーの認知度を高めれば、タクシーの配車サービスの利用者が増える可能性もある。名古屋で利用者を増やせるかがウーバーの対日戦略を左右しそうだ。(吉田悟巳)

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