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「ソニーの経験、変革の役に」インテル日本法人新社長

インテル日本法人社長に就任する鈴木国正氏(24日、東京都千代田区)

米インテル日本法人は24日、ソニー出身の鈴木国正氏(58)が11月1日付で社長に就任する人事を発表した。鈴木氏はソニー時代にパソコン事業の本部長や、スマートフォン(スマホ)子会社の社長を歴任してきた。人工知能(AI)や自動運転時代に向けた変革に挑むインテルに新たな風をふき込む。

鈴木氏は3月にソニー本体を離れ、ソニー生命の理事としてアドバイザー役を務めてきた。「ソニーでキャリアを終えていいと思っていたが、インテルからの話に心が動いた」。パソコン「バイオ」の担当として長年インテルと関わり、「パートナーとして魅力的に感じていた」(鈴木氏)。

鈴木氏はソニーでゲーム子会社の副社長なども担当し、2012年から14年にはソニーのスマホ子会社ソニーモバイルコミュニケーションズ(東京・品川)の社長を務めた。ソニー時代を「エレクトロニクスからパソコンやスマホ、ゲーム機からネットワークサービスと、トランスフォーメーション(変革)を経験した」と振り返った。その上でインテルの現状を「ソニーで経験したものと似ており、貢献できるのではないか」と話した。

パソコンのCPU(中央演算処理装置)で圧倒的なシェアを持つインテルだが、17年は半導体売上高首位を韓国サムスン電子に明け渡すなど地位は盤石でない。近年はイスラエルのモービルアイや米ナバーナ・システムズなどを立て続けに買収し、成長著しいAIや自動運転分野の強化を進めている。「マクロの動きの中でインテルが担う役割に魅力を感じた」(鈴木氏)

インテル日本法人の顧客である国内パソコンメーカーは苦戦が続く。NEC富士通はパソコン事業を中国レノボ・グループとの合弁に切り替えた。鈴木氏の古巣「バイオ」も14年にソニーが事業を売却している。一方、ゲーム対戦競技「eスポーツ」の人気でゲーム向け高性能パソコンの売り上げが伸びるなど光明もある。鈴木氏は国内パソコン市場を再び盛り上げる役割も求められる。

現任のスコット・オーバーソン社長(55)は米インテルのセールス&マーケティング統括本部に復帰する。(龍元秀明)

鈴木国正氏(すずき・くにまさ) 84年(昭59年)横浜国立大卒、ソニー入社。18年ソニー生命保険理事。神奈川県出身。58歳

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