2018年11月13日(火)

視覚障害者の支援デバイス QDレーザ「治験が終了」

科学&新技術
BP速報
2018/10/24 15:00
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網膜走査型レーザーアイウェア

網膜走査型レーザーアイウェア

QDレーザは、網膜に映像を直接投影する「網膜走査型レーザーアイウェア」を2018年10月19日まで開催されていた「デジタルヘルスDAYS 2018」で紹介した。視力の影響を受けにくいことから、視覚障害者の支援デバイスとしての商品化を目指している。

超小型のレーザープロジェクターを用いて網膜に直接映像を投影するメガネ型のデバイスである。視力やピント位置に依存することなくクリアな映像を見られる。既に、ARやVRなどに使う民生用のスマートグラスとして、18年7月に企業向けに出荷を開始した。一般ユーザー向けにも18年末に発売を予定する。

視覚障害者の支援デバイスとしては「ちょうど治験が終わったところ」(同社の手嶋伸貴氏)だという。今後、医薬品医療機器等法の認可を得た上で、早ければ19年後半にも医療機器として商品化する計画だ。

既に発売している民生用と現在開発中の医療用の基本構造は共通だ。主な違いとしては、医療用はカメラを備えておりカメラで撮影した映像を投影できる。民生用と医療用で多くの部品を共通化することで、出荷数が限られる医療用のコスト削減につなげる狙いである。

手嶋氏はオープンシアターでの講演で、視覚障害者が利用する際の利点としてクリアな映像を見られることに加えて、目に装着するのでハンズフリーで利用できることを挙げた。視覚障害者は現在、拡大鏡などを手に持つ必要があるが、QDレーザの製品であれば両手を自由に使えるようになる

(日経 xTECH 河合基伸)

[日経 xTECH 2018年10月23日掲載]

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