2018年11月20日(火)

人の体内に微小プラ粒子 日本含む8カ国、便で検出

社会
2018/10/24 9:43 (2018/10/24 10:42更新)
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【ワシントン=共同】世界で海や河川の汚染が深刻化している微小な「マイクロプラスチック」が、日本を含む8カ国の人の便に含まれているのを確認したと、ウィーン医科大などのチームが23日までに発表した。対象者の少ない予備的調査の段階だが、1人当たり最大で9種類のプラスチックが見つかったという。

海に浮かんだ大量のプラスチックごみ=米海洋大気局提供・共同

海に浮かんだ大量のプラスチックごみ=米海洋大気局提供・共同

チームによると、人の体内への摂取を確認した研究は世界で初めて。食べ物や飲み物を通じて取り込んだとみられる。ウィーンで開かれた医学関連会合で発表し、研究者は米メディアに「全員から検出されるとは予想していなかった。健康に影響を及ぼすかどうかが重要で、さらなる調査を計画中だ」と語った。

マイクロプラスチックはプラスチックごみなどが壊れてできる大きさ5ミリ以下のものを指す。これまで世界各地の水道水や塩、東京湾の魚などで検出されている。

チームは日本とオーストリア、フィンランド、イタリア、オランダ、ポーランド、ロシア、英国に住む33~65歳の計8人の便を分析。全員から大きさが0.05~0.5ミリのマイクロプラスチックが見つかった。便10グラム当たり平均20個が検出された。食品の包装などに使われるポリプロピレンや、ペットボトルの素材のペット樹脂などが多かった。

アフリカ・ギニアの海岸にたまった大量のプラスチックごみ(2017年9月)=共同

アフリカ・ギニアの海岸にたまった大量のプラスチックごみ(2017年9月)=共同

検出との因果関係は不明だが、食事の記録から8人全員がプラスチックで包装された食品や、プラスチック容器に入った飲み物を摂取していた。6人は魚を食べていた。米メディアは「ハウスダストや容器など、何に由来するのか調べる必要がある」との英ヨーク大の専門家の話を紹介した。

動物での研究によると、マイクロプラスチックの中でもごく小さいものは、消化器で吸収されて血管やリンパ管に入り込む可能性があるという。

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