グリー、スマホ1台で「Vチューバー」に

グリーは「アバター(分身)」と呼ぶキャラクター作成からライブ配信までをスマートフォン(スマホ)1台で簡単にできるアプリの提供を始めた。従来は高価な機材や高度な知識が必要だった。新アプリで3D(3次元)キャラ「バーチャルユーチューバー(Vチューバー)」が活躍する可能性が広がりそうだ。
新アプリ「REALITY Avatar」はグリー子会社のライトフライヤーライブエンターテインメント(東京・港)が開発した。つくったアバターを配信すると、同社が8月に提供を始めたアプリ「REALITY」で視聴できる。
個人の上半身や目の動きをスマホのカメラがとらえ、アバターに置き換えて配信する。髪形や目、服をそれぞれ選ぶだけでアバターを作ることが可能だ。
ライブ配信は午後6時~午前1時。人気のVチューバーに交じり、新規の配信者も同じアプリ上でライブ配信できる。コンテンツの中身次第ではファンを獲得しやすい。
ライブ配信で収益を得られる仕組みも整えた。視聴者数やコメント数、配信者への応援を意味する「ギフト」数に応じて、ライトフライヤー側は配信者に1ポイントあたり1円相当の独自ポイントを与える。
アプリは米アップルのiPhoneX(テン)など一部機種に対応している。他のiPhoneや、米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」向けは年内にリリースする。
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