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W・ヘーゲンが贈る勝利へのゴルフゲーム術(1)

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2018/10/30 6:30
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 優勝以外に価値はないと勝利にこだわり続け、自分の価値を最高に上げ、名声をほしいままに獲得したウォルター・ヘーゲン(米国)。試合では常に大立ち回りを演じ、観客を引きつけ、スターとして君臨した。エキシビションマッチを成立させ、観客から入場料を得られるようにし、プロの生活を成立させた。プロとは何か、何をすべきかをわきまえ、すべてを行ったヘーゲンはスイングやショットにこだわりをもたず、ひたすらゲームすること、優勝するためのスコア作りに精力を注いだ。彼のゲーム哲学を学ぼう。(日本経済新聞出版社「書斎のゴルフ VOL.40」から)

ヘーゲンの教え その1

 「体調は万全である必要はない。悪いくらいが緊張せずにリラックスできる」

メジャーを11回も制したヘーゲン。最初のメジャー制覇は22歳のとき。人生2度目の全米オープン選手権挑戦だった。このときは大リーグからもお呼びがかかっていたが、前年に初挑戦で2位タイになっていたことから、メンバーが経費を負担してくれて再挑戦することにした。ところが、大会前夜に高級レストランでロブスターとカキを食べて食中毒になってしまう。

「七転八倒の苦しみで、医者に診てもらっても治らず、明け方には立てないくらいだった。スタートできないかと思ったが、直前に飲んだアスピリンが効いて何とかプレー。ティーショットは右に左にと曲がりラフに入ったが、リカバリーショットとパットで何とかパーを取っていった。そうしたら、68のコースレコード。トップに立った」

ゴルフとはまか不思議なスポーツとヘーゲンは悟る。その後はステーキとジャガイモの普通の料理を食べ、72ホールを終えて290の全米オープン史上最少スコアタイで優勝したのだ。

「72ホール目では2打目をグリーン左に外して、バンカー越えのショットをエクスプロージョンで打ったが大きくショート。カップまでの18メートルの曲がりくねったパットが残ったが、それをねじ込んで1打差で優勝した。その大会で私が放った最大かつ最高のショットだった」

ここでヘーゲンが悟ったことは、勝利はパットがもたらすということ。諦めていいパットなどどこにも存在しないということなのだ。とはいえ、体調は最終日までよくはなかった。

「胃痛や頭痛でショットのことなど気にしていられなかった。目の前のボールをただ打つだけ。でもそれが私をリラックスさせた。これこそが強みとなるのだ。その都度、最高のショットをすべくプレーに集中し、ショットがよければ素晴らしいと感じ、悪ければ忘れる。どうせ、悪いショットはそこそこ出るもの。そう思ってリラックスしてプレーすればいいのだ」

ゴルフにおいて体調は万全である必要はない。かえって、悪いくらいのほうがリラックスできると言うヘーゲンであった。

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