9月工作機械受注、中国向け22%減 「下げ止まっていない」

2018/10/23 15:00
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日本工作機械工業会(日工会、東京・港)が23日発表した9月の工作機械受注額(確報値)によると、中国向けの受注額は前年同月比22.0%減の189億円だった。7カ月連続で前年を下回った。米中の貿易摩擦により投資を手控えの動きが広がっており、工作機械の受注も前年割れが続いている。

■総額では2.9%増

受注総額は2.9%増の1534億円と22カ月連続で前年を上回った。このうち外需は1.1%増の890億円とプラスだった。中国を中心としたアジアは8.9%の減少となったものの、米国向けの受注が、大型展示会の効果で大きく増加し27.4%増。金額では297億円と過去最高を更新し、外需全体を下支えした。内需も自動車や半導体向けが引き続き好調で5.6%増の644億円と伸びた。

東京都内で記者会見した日工会の天野正義専務理事は、米中摩擦の影響について「様子見感はあるが自動車関連を中心に、一部では依然として仕事が忙しく動いている。現時点では急速に悪化していると言えない」と指摘。一方で、中国向け受注は「まだ下げ止まったとは言いがたい」とも述べ、米中摩擦によるさらなる悪影響に懸念を示した。

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