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アイコス、連続喫煙で巻き返し 米フィリップ・モリス

フィリップ・モリス・インターナショナル(PMI)は23日、加熱式たばこ「IQOS(アイコス)」の新型製品を11月に日本で発売すると発表した。アイコスはこれまで1本吸うたびに充電が必要だったが、連続で使用できる製品を出す。紙巻きたばこの市場縮小で加熱式たばこのシェア争いが激しくなる中、大手各社は機能性の高い製品の開発にしのぎを削っている。

アイコスなど加熱式たばこのシェア争いが激化している

10本程度まで連続喫煙可能に

葉タバコを加熱する部分とバッテリーを一体にしたことで、1本吸うたびに加熱部分を充電する必要がなくなり、10本程度まで連続して喫煙できるようにした。価格は8980円。11月15日から国内のアイコス販売店やインターネット販売で展開を始める。白や青など4色から選べる。

アイコスは、2016年に初めて日本で全国販売され、他社に先駆け利用者を獲得した。吸い応えが紙巻きたばこに近いという評判が多かったが、ライバルの「プルームテック」(日本たばこ産業)、「グロー」(英ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)のような連続喫煙機能がないのがネックで、最近ではシェアが奪われつつあるとの推計もある。

このほか従来通り充電が必要なタイプもデザインや機能を刷新して発売する。価格は1万980円。

PMIのアンドレ・カランザポラス最高経営責任者(CEO)は23日に開いた会見で「日本での成長は鈍化しているが、加熱式の市場そのものは拡大している。(新製品で)より多くの利用者を獲得したい」と述べた。

英調査会社のユーロモニターによると、国内たばこの市場規模は全体で縮小が続く一方、加熱式の市場は2017年の約53億ドルから22年には2割増えると試算するなど拡大が見込まれている。

また今後はJTも高温で葉タバコを加熱して吸う新製品を年末から年初にかけて発売する方針を表明しており、開発競争が熱を帯びている。

(柏木凌真)

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