東南ア、車の保護主義連鎖(ASIA政策ナビ)
非関税障壁、シェア8割の日本勢に影
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東南アジアで自動車貿易を巡って保護主義が広がる懸念が強まっている。インドネシアは事実上の輸入数量制限を打ち出した。ベトナムが年初に始めた規制では完成車の同国向け輸出が一時止まった。域内では自動車関税が撤廃された一方、非関税障壁が広がる気配を見せる。東南アジアは日本勢が8割のシェアを握る牙城だ。保護主義の連鎖により、主力拠点とするタイからの生産分散を迫られる可能性もある。
インドネシアの輸入規制は...