2019年3月21日(木)

浪江町のメガソーラー着工、事業費100億円超 三菱総研など

2018/10/22 22:00
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三菱総合研究所三菱UFJリースなどの企業連合は福島県浪江町のメガソーラー(大規模太陽光発電所)の建設を始めた。発電能力は60メガワット(メガは100万)と東北地方では最大規模で事業費は100億円を超える。東京電力福島第1原発事故の影響で休耕している水田約90ヘクタールを活用。農家は土地を20年契約で貸し出し賃料を得るとともに敷地の管理を担う。

福島県浪江町のメガソーラーの完成予想図

21日に起工式を開いた。常磐自動車道の東側に広がる谷津田地区に20万枚のパネルを設置する。売電の開始は2020年10月の予定。売電単価は1キロワット時あたり24円に設定されている。

発電した電気は福島発電(福島市)や東京電力が出資する福島送電(同)が建設中の送電線を通じて東京電力管内に送る。発電量は一般家庭約1万4千世帯分の消費に相当するという。事業資金は三菱UFJ銀行のほか東邦銀行など地元金融機関が融資する。

谷津田地区は昨年3月に避難指示が解除されたものの、周囲には放射線量が高いため立ち入りが制限される帰還困難区域が残る。起工式に参加した原田栄・谷津田地区長は「メガソーラー計画によって避難した住民が戻ってくる期待が持てるようになった。地域の将来につながるよう計画がうまくいってほしい」と期待を語った。

浪江町は復興計画のなかで再生可能エネルギー関連の産業振興を重要政策として掲げている。

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