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日本女子、世界バレーで手にした収穫と課題

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2018/10/23 6:30
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収穫と課題が明らかになった3週間だった。中田久美監督(53)が率いるバレーボール女子の日本代表は地元開催の世界選手権で6位という結果に終わった。2次リーグでは優勝したセルビアを下し、準優勝のイタリアやオランダ、ブラジルといった強豪とフルセットの熱戦を演じた。5月から7月にかけて世界各地で行われたネーションズリーグでは10位、直前のアジア大会では中国、韓国、タイに敗れて4位という惨敗に終わったチームとしては上々といえるだろう。

「結果には満足していないけれど、やりきった感はあります」と中田監督=共同

「結果には満足していないけれど、やりきった感はあります」と中田監督=共同

中田監督「光はちょっと見つかった」

「結果には満足していないけれど、やりきった感はあります」。19日の米国との5、6位決定戦を終えた中田監督はすっきりした表情で振り返った。「メダルということを考えると、世界との差は、まだまだ大きい」としながらも「トータルディフェンスが機能したときの日本は簡単に負けない。この大会が始まる前、光を見つけたいと言っていましたが、その光はちょっと見つかったかな」と手応えを口にした。その上で2年後の東京五輪に向けたチームの完成度は「昨年のグラチャン(ワールドグランドチャンピオンズカップ)で40%、今回メダルが取れていれば70%までいくかと思ったが、目標は達成されていないので58%くらい。ただ昨シーズンより上乗せはできている」と総括した。

今大会の収穫は「今後の日本にとって大きな戦力になる選手。我慢して使い続けた」という22歳の古賀紗理那(NEC)、20歳の黒後愛(東レ)という2人のアタッカーの成長だろう。初戦のアルゼンチン戦ではレフトの対角に入った古賀と黒後が前衛からの攻撃のみならず、バックアタックにも積極的に入り、高い打点から力の乗ったスパイクを次々と打ち込んだ。ミドル陣の速攻を絡めた攻撃は多彩で可能性を感じさせるものだった。

もちろん課題は多い。「サーブレシーブの重要性を感じた」という黒後は2次リーグ、3次リーグと進むにつれ、サーブの標的にされ、サーブレシーブを崩された。スパイクもシャットアウトされるケースが増え、大会終盤は先発しても第1セットでベンチに下がるパターンが続いた。全日本は実質1年目。慣れない海外勢のサーブのスピード、変化に対応しきれなかった。

中田監督は古賀(左)について、「今後、大きな戦力になる選手。我慢して使い続けた」=共同

中田監督は古賀(左)について、「今後、大きな戦力になる選手。我慢して使い続けた」=共同

大会を通して古賀、黒後を起用する場合はライトのセッター対角には守備力の高い新鍋理沙(久光製薬、28)を起用することが多かった。このときはサーブレシーブの際、2人のうち後衛に回った1人が守備から外れた。万全の態勢で攻撃準備に入るからセッターもバックアタックを使いやすかった。ただ、守備力が高くブロックを外す技術などに優れる新鍋だが173センチと高さで劣る。

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