「微細加工工業会」が11月活動開始 新事業創出目指す

2018/10/22 15:00
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微細加工領域の技術に強みを持つ企業が中心となって2018年6月に発足させた「微細加工工業会」が、18年11月に活動を開始する。初年度は会員組織を50社に増やすことを目標に、定期的にセミナーや講演会、会員交流会、マッチング会、展示会への出展などを展開。さらに海外企業・研究機関からの受注を狙い、海外支部設立の準備も進める。

同工業会が想定する微細加工領域は、ナノテク領域(0.001mm未満)から通常手作業の限界点(1mm以上)までの「肉眼で見て自由に動かせる」範囲を主とし、この領域において素材・切削・金型・塑性加工・表面処理・組み立て・接続・3Dプリンティング・検査技術を持つ企業が参画する。「日本国籍を有する『微細加工の事業化』を志向する素形材分野の製造業の経営者、技術者、研究者等を中心に会員化を推進し、情報交換・情報発信し『微細加工』領域での新たな事業化を推進する」(プレスリリースより)活動を通して、「日本のものづくりの更なる発展に寄与すること」(同)を目的としている。

微細加工工業会が想定する「微細加工」の領域(出所:微細加工工業会)

微細加工工業会が想定する「微細加工」の領域(出所:微細加工工業会)

会長には、ロストワックス精密鋳造部品や金属射出焼結部品を製造するキャステム(広島県福山市)代表取締役社長の戸田拓夫氏が就いた。副会長は、超精密プラスチック金型を製造する狭山金型製作所(埼玉県入間市)代表取締役の大場治氏と、精密プラスチック成形や金型加工を展開するhakkai(新潟県南魚沼市)代表取締役社長の関聡彦氏。その他、超精密金型部品製造のワークス(福岡県・遠賀町)代表取締役の三重野計滋氏や、製造業向け情報サイト運営のNCネットワーク(東京・台東)代表取締役社長の内原康雄氏、微細な切削加工領域において技術開発を行う微細切削加工研究所(埼玉県入間市)執行役員の内田研一氏、超硬ソリッドエンドミルを製造・販売する日進工具(東京・品川)代表取締役社長の後藤弘治氏も発足に携わっている。

今後の活動としてはまず、会員企業と大手メーカー・大学・研究機関との情報交流会を開く。大学・研究会と連携した技術課題コンテストや微細加工技術コンテストも開催する予定だ。その他、微細加工分野を扱う展示会に共同出展。会員企業の情報発信や、微細加工産業を支援する企業の情報発信、国内外の業界団体・公的機関との連携による業界支援施策の創出といった内容を展開する。

(日経 xTECH 松田千穂)

[日経 xTECH 2018年10月19日掲載]

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