2019年2月22日(金)

台湾列車事故、直前に異常と連絡 蔡総統が現場視察

2018/10/22 9:48 (2018/10/22 12:32更新)
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【宜蘭=共同】台湾北東部宜蘭県で21日に起きた特急列車の事故で、台湾鉄路管理局は22日午前の記者会見で、事故の30分前に特急の運転士から列車に異常が起きたとの連絡があったことを明らかにし、車体にトラブルが起きた可能性を示唆した。事故ではこれまでに18人の死亡が確認された。負傷者は187人に増えた。

一方、軍などは徹夜で捜索と復旧作業を続行。台湾鉄路管理局は22日早朝に列車運行を一部再開した。

鉄路管理局によると、運転士からは「動力が足りない」という趣旨の連絡があった。また台湾メディアが22日までに伝えた乗客らの証言によると、事故のしばらく前に「動力機関に異常が起きた」という車内アナウンスがあり、通常は止まらない駅に一時停車。再び発車した後に事故が起きたという。

台湾では近年にない重大な列車事故で、蔡英文総統が22日朝、事故現場を視察。「3日以内の全面復旧を目指し、事故原因の究明を急ぐ」と記者団に語った。

車両を製造した日本車両製造(名古屋市)の担当者は22日、「現地スタッフが情報収集している段階。何もコメントできない」と話した。

現場の新馬駅での捜索はほぼ終了し重点は復旧作業に移った。上下線とも運行が停止された現場では22日早朝に単線が復旧した。現場は線路が駅付近で緩やかに右にカーブしている。特急列車は駅付近で横転、一部はホームに乗り上げた。警察は負傷し入院した運転士の回復を待ち状況を聴く予定。

台湾の当局は21日夜、死者22人と発表したが、その後訂正した。

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