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町議長選72回、決まらず 沖縄・与那国で異常事態

沖縄県・与那国島の与那国町議会(定数10)で9月の町議選後、議長が決まらない異常事態が続いている。与野党同数で、議長を出すと採決で少数派になってしまうのが理由。今月19日までに72回の議長選が行われ、そのたびに当選者が辞退。議案審議に入れず、町民からは「税金の無駄遣い」との批判が出ている。

定例町議会は9月28日に開会。議長選では与野党議員がそれぞれ対立陣営の1人に投票し、5票ずつを得た2人のうち、くじ引きで当選した議員が辞退を続けている。

与党町議の一人は「町長を支えるには過半数を維持しなくてはならない」と強調、町議選前も与野党同数で、与党側から議長を出したため予算案などの審議が滞ったことがあったと主張する。野党側は「与野党同数の時に野党側から議長を出した事例はない。野党多数の方がきちんと審議ができる」と反論する。

町には、町民らから「議長も決められないなら解散して選挙をやり直せ」といった批判が寄せられているという。議長選は22日も実施される見通しだ。

総務省によると、地方自治法では議長選当選者の辞退は想定されていない。東北大の河村和徳准教授(政治学)は「住民本位の議会ではなくなっている。与野党同数の時に議長をどうするかルールを決めていないことが問題で、住民投票で決めるのも一つの手だ」と指摘した。〔共同〕

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