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ボクシング村田、防衛失敗 WBAミドル級

大差の判定負け

【ラスベガス=山口大介】世界ボクシング協会(WBA)ミドル級タイトルマッチ12回戦は20日、米ネバダ州ラスベガスのパークシアターで行われ、チャンピオンの村田諒太(帝拳)は同級3位の指名挑戦者、ロブ・ブラント(米国)に0-3の判定で敗れ、2017年10月に獲得した王座の2度目の防衛はならなかった。

村田は試合後、「きょうは完敗ですね。自分のボクシングの幅の狭さを感じた。ベストは尽くしたけれど、自分のボクシングが届かなかったなという思い」と語った。その言葉通り、ジャッジ3人の採点は119-109が2人、118-110が1人と大差がついた。

試合は序盤から手数の多いブラントがペースを握った。「流れが序盤から悪く、バランスもよくなかった」と村田。前に出る圧力が武器だが、相手にプレッシャーがかからず、右ストレートに対して左ジャブを返されて被弾するシーンが再三あった。今までの相手は専守防衛に徹して打ち返してこなかったのに反撃を許したのは、それだけプレッシャーを相手にかけられていなかった証拠だろう。

「倒せるチャンスで倒せなかったのが全て」と振り返ったのは5回。強い右を何度も当てて畳みかけたが、ブラントをつかまえられなかった。その後は再び、手数とフットワークで勝るブラントのパンチを浴び続け、珍しく傷だらけの顔で終了ゴングを聞いた。

「相手の方がインテリジェンスという点で上だったと思う。(村田の)右をしっかり見切って打ち終わりに左ジャブを当てられた。よく研究されたなという印象」。アマチュア時代から磨いてきた右ストレートと左ボディー、堅固なガードで世界のトップまで駆け上がってきたが、その限界を突きつけられたような感じかもしれない。

試合後、村田をプロモートする米トップランク社のボブ・アラム氏は「来年春にも日本でブラントと再戦させたい。村田は人間的にも大好きな選手。頭もいいから次は違う戦略で戦うはずだ」と語ったが、村田自身は「再戦を要求するような内容じゃなかったし、今はあまり考えられない」と明言を避けた。

陣営はこの試合でいい勝ち方をすれば、全階級を通じて歴代1位タイの17連続KO防衛を記録した元3団体統一王者のゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)と19年にも日本で対戦する計画を持っていた。だが、今回の敗戦でドリームマッチも霧散した。

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