TWICE ツウィ もっと成長して後輩のお手本に
メンバーの素顔(9)
スラリとした長身で、どこから見ても美少女という完璧な容姿のツウィ。控えめでおっとりした印象だが、今回の撮影ではドキリとするほどセクシーな表情も見せてくれた。現在、19歳。まさかと思うが、以前よりもさらに背が伸びたように見えたので早速尋ねると…。

「さすがにもう身長は止まっていますよ(笑)。メンバーの中で背が1番高いので、実はデビュー当初からヒールの高い靴はあまり履かなかったんです。でも最近はスタイリストさんがハイヒールを準備してくれるようになったので、そう見えるのかも。
日本での1stアルバム『BDZ』のリード曲『BDZ』のミュージックビデオ撮影でも、私にしては珍しくヒールの高い靴でダンスをしているんです。あと今回は演技をするシーンも多いので、そこも注目してほしいかな。撮影現場では真面目な表情のシーンなのに、吹き出してNGを出しちゃったりもしたんですけど(笑)。みんながそれぞれの演技に対してワイワイしながら進んだ、すっごく楽しい現場でした。
『BDZ』は、私たちが持っているエネルギーをそのまま出しながら、さらに強く自信にあふれる女性を表現した1曲です。作詞作曲をしたJ.Y. Parkプロデューサー(=事務所代表)には、『この曲では決して"いい子"の歌い方をしてはいけないよ』とアドバイスを受けました。これまでの愛嬌たっぷりのスタイルではなく、『自信を持って力強く歌ってほしい』と。ファンの皆さんとコール&レスポンスができる曲なので、ライブで歌うのが今からとっても楽しみです」
ビヨンセのカバーに挑戦
2018年は、2度目となる海外ツアーを実施。日本公演では大観衆を前に、チャレンジングなステージも披露できたという。
「このツアーは特に印象深いですね。個人的に新しく挑戦できたのがユニットステージ。私は、"カッコいい"がコンセプトで、ジヒョさんとモモさんと3人で、ビヨンセさんの『End Of Time』をカバーしました。今までとは違う一面を見せられたので、ファンの皆さんには喜んでもらえたかなと思っています」
グループ最年少の"末っ子"で、いつもお姉さんたちからはお姫様のようにかわいがられている彼女。しかし、ていねいに言葉を選びながら話す様子からは、芯が強くてしっかり者の性格も見え隠れする。
「今年は3回も『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に出させていただきました。日本でも本当に人気のある番組と聞いているので、毎回とても緊張します。ファンの方からは『落ち着いているように見えるね』と言われたりするのですが、実際は緊張がバレないようにするため、『じっとしていよう』と心掛けている結果だったりもするんですよ(笑)。
あと実は、常々メンバーに申し訳ないと思っていることがあって。私が心配事がありそうな顔をしていると、みんなすぐに気づいて『どうしたの? 大丈夫?』と優しく声を掛けてくれるんです。ただ私は悩み事があっても、『まずは自分で解決しなきゃ』と思ってしまうタイプで…。自分からちゃんと話すことができれば、メンバーのみんなに心配かけることも減るんじゃないかなって。今後はそういったところも徐々に直していけたらいいなと思っています。
9人で生活しながら活動しているので、全員一緒に成長できているんです。特に感謝しているのがジヒョさんの存在。デビューの時にリーダーという大役を任されて、きっとプレッシャーもすごかったと思うんです。でも、リーダーとしての役割をどんな場面でも果たしてくれて。個性が強い私たちを常にリードしながらまとめてくれるので、本当にありがたいです」
韓国デビューから3年、日本デビューから1年が経過した今、グループが目指す姿は何か。
「9人全員とも、歌とダンスのスキルが日々向上していっている実感があります。でももっと実力をつけて、より良いステージを見せていきたい。個人的にはもっと豊かな表情で華麗にパフォーマンスができるようになりたいなと思っています。あと今回のアルバムで見せたような、より強くてかっこいい女性を表現するコンセプトの曲をもっと歌ってみたいです。
私は、何も知らない状態で芸能界に入り、今日までたくさんの先輩たちからいろんなことを学んできました。いつか私ももっと成長して、これから入ってくる新人の子たちが、何か学べると思ってもらえるようになることが目標です」
(ライター 横田直子)
[日経エンタテインメント! 2018年10月号の記事を再構成]
※11月2日(金)から11月10日(土)まで日替わりでメンバー9人の個別インタビューを掲載します。
ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
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