2018年11月15日(木)

日欧初、水星探査へ出発 打ち上げ成功

社会
2018/10/20 11:58
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【クールー(フランス領ギアナ)=共同】宇宙航空研究開発機構(JAXA)と欧州宇宙機関(ESA)は19日午後(日本時間20日午前)、米国以外で初の水星探査機2基を南米フランス領ギアナのクールー宇宙基地からアリアン5ロケットで打ち上げた。2基は上空でロケットから分離、打ち上げは成功した。7年かけて水星に向かい、観測を実施。惑星形成の歴史や内部構造の解明を目指す。

水星探査機を載せて打ち上がるアリアン5ロケット(19日、南米フランス領ギアナのクールー宇宙基地)=アリアンスペース提供・共同

水星探査機を載せて打ち上がるアリアン5ロケット(19日、南米フランス領ギアナのクールー宇宙基地)=アリアンスペース提供・共同

日欧共同の水星探査計画「ベピコロンボ」で開発された日本の探査機「みお」と欧州の「MPO」は結合したまま太陽の周りを何度も回り、徐々に速度を落としながら水星に接近する。地球と水星の直線距離は遠くても約2億キロだが、到着までの道のりは約90億キロに達する。

みおは幅1.8メートル、高さ2.4メートルの八角柱の胴体と、15メートルまで伸びるアンテナで構成。水星の周囲を回り始めてからは、磁気圏や薄い大気といった水星周辺の環境を観測する。MPOはレーザー高度計やカメラを備え、水星の地形や、地表に含まれる鉱物など、水星の表面を調べる。観測期間はそれぞれ約1年。

水星は太陽系で最も太陽に近く、地球と同じように岩石でできた惑星。地球上から見える時間が短く、探査機を送り込むのにも熱対策や多くの燃料が必要なため、観測が進んでいない。訪れたことのある探査機は米国の2基のみで、存在しないと思われていた磁場の発見や氷の確認などの成果を上げた。

今回はESAが計画を主導し、フランスに本社を置くアリアンスペースのロケットを使用した。

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