2019年9月16日(月)

ピックルスコーポ、乳酸菌と野菜1度に 販促強化

2018/10/19 22:00
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漬物製造大手のピックルスコーポレーションは、独自の乳酸菌を活用した新ブランド「ピーネ」の販売を強化する。漬物研究の成果を生かし、乳酸菌と野菜がとれる商品をPRして健康志向の女性などへの定着を図る。本格展開に向け専用工場を建設中で、2019年5月をめどに稼働。5年後にはピーネブランドの年間売上高を10億円超にすることを目指す。

本格展開に向け、9月にブランド発表・試食会を開いた(東京・渋谷)

同社はぬか床から乳酸菌「ピーネ12」を発見。胃酸への耐性が強く、生きて腸まで届き、野菜の発酵にも適していることを確認し、特許を取得した。今年2月、子会社のピーネコーポレーションを設立し、4月に専用の電子商取引(EC)サイトを開設。9月には東京・渋谷区でブランド発表・試食会を開いた。

米糀(こうじ)で作った甘酒にピーネ12とニンジンなどの野菜を加えた糀甘酒やアイススイーツ、野菜ソース、調味料を展開していたが、10月から糀甘酒とアイススイーツの品ぞろえを増やして16点に商品を拡充。商品を使ったアレンジ料理のレシピも公開して販促を図る。

ピックルスコーポレーションの宮本雅弘社長は「ピーネ12は非常に有用な乳酸菌。新しいライフスタイルにつながるような提案をしたい」と述べた。

現在は実験的な製造段階のため生産できる種類と量が限られているが、同社所沢工場(埼玉県三芳町)敷地内で6億円をかけてピーネ専用工場を建設している。工場稼働後は商品数をさらに増やし、ECサイトに加え、百貨店内のセレクトショップなどでの店頭販売を本格化する。ブランド力を高めるため、ピーネ専門の実店舗を出すことも検討中だ。

ピックルスコーポレーションの18年2月期の連結売上高は376億円と漬物業界トップだが、若者などの漬物離れが進み、漬物の市場規模は最盛期の約5000億円から約3200億円に縮小している。同社は野菜を乳酸菌で発酵させる技術を新たな形で活用するピーネの事業を軌道に乗せ、収益向上につなげる。

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