2018年12月16日(日)

テック企業ランキング 首位はエアークローゼット

スタートアップ
2018/10/19 18:54
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監査法人トーマツは19日、日本のテクノロジー、メディア、通信業界の企業を対象にした成長率ランキング「デロイトトゥシュトーマツリミテッド 2018年 日本テクノロジーFast50」を発表した。ランキング1位はオンラインファッションレンタルのエアークローゼット(東京・港)で、過去3決算期の売上高成長率は6048%(約61倍)だった。

「2018年 日本テクノロジーFast50」で1位を獲得したエアークローゼットの天沼聡社長(右)

ランキングは直近決算期の売上高を3年前と比較して算出した。基準期の売上高が5万ドル(約500万円)以上かつ3年連続増収で、監査法人の監査を受けている企業が対象。受賞企業50社の売上高成長率の平均値は491%と17年(201%)よりも大幅に上昇した。上位10社のうち、未上場のスタートアップ企業が9社を占め、17年の7社より増加した。売上高が50億円未満の企業が過半数を占めた。

1位のエアークローゼットは普段着に特化したファッションレンタルサービスを運営する。専門のスタイリストがコーディネートした洋服を月額6800円からと手軽に利用できる点が若い女性を中心に人気だ。

2位はスマートフォン向けゲームを開発・提供するワンダープラネット(名古屋市)。主力作品の「クラッシュフィーバー」は日本だけでなく、台湾、香港など海外でも配信し、成長率は3788%に達した。

3位のプレイド(東京・中央)は企業向けにウェブサイトを通じた接客など顧客体験(CX)を改善するプラットフォームを手がける。不動産や金融機関などのネット業界以外の顧客が増えており、成長率は2039%だった。

産業用ロボットを自動で動かすソフトを開発する5位のMUJIN(東京・墨田)や産業用ドローンを開発する8位のプロドローン(名古屋市)も上位にランクインした。「人工知能(AI)や(あらゆるモノがネットでつながる)IoTなどの先端技術を活用して急成長しているスタートアップが目立つ」(トーマツの沼田敦士パートナー)という。

トーマツがテクノロジー企業の成長率ランキングを作成するのは今年で16回目。日本など国ごとに加え、アジア太平洋、北米、欧州・中東・アフリカの地域ごとに上位500社を集計する「Fast500」も作成している。

アジア太平洋地域のFast500のランキングは18年12月に発表を予定する。成長率が1000%を超える日本企業は5社と昨年(3社)より増えており、沼田パートナーは「例年は中国企業が多くを占めるが、今年は日本企業も上位に入る可能性がありそう」と話している。

(鈴木健二朗)

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