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三菱UFJ「クラウドから離れられない」コスト6~7割減

日経クロステック

「クラウド活用にはまだ課題もあるが、クラウドから離れることはもう考えられない。クラウドファーストの大方針を掲げてシステム構築を進めるうちに活用の仕方が高度化し、課題の解決策が出るという好循環につながりつつある」──。

三菱UFJフィナンシャル・グループ執行役員で、三菱UFJ銀行の執行役員システム本部長兼CISOを務める亀田浩樹氏(撮影:山下裕之)

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)執行役員で、三菱UFJ銀行の執行役員システム本部長兼最高情報セキュリティー責任者(CISO)を務める亀田浩樹氏は2018年10月18日、「日経 xTECH EXPO 2018」で「MUFGにおけるクラウド活用の現状について」と題して講演した。

MUFGはメガバンクの中でもクラウド活用に積極的なことで知られる。亀田氏は1年前の「ITpro EXPO 2017」でもアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)クラウドの活用をテーマに講演している。

ここ1年でクラウド活用を進め、18年9月までに46システムをクラウドに移行したという。移行の事例として、近日中に稼働を予定している「市場リスク管理システム」を挙げた。

四半期決算など特定の時期に処理量が集中するため、「最大処理量に合わせてオンプレミス(自社所有)でコンピュータリソースを確保するのは効率が悪かった。AWSクラウドで構築した新システムは従来比で60~70%のコスト削減ができそうだ」(亀田氏)という。

MUFGには、持ち株会社や銀行などの主要企業だけで1000ほどの業務システムがある。「10年で半数の500ほどをクラウドに移行すると1年前に話した。現状の移行ペースは目標に及ばないが、加速に向けた足場固めは着実に進んでいる」(亀田氏)。

具体的には、AWSに関する認定資格の取得者を増やしたほか、部門横断でクラウド導入や運用を議論してガバナンスを利かせる組織を設けたり、クラウド活用に関する社内ユーザー向けの情報サイトを構築したりした。亀田氏は、開発案件を進める以前の組織体制づくりの重要性を強調した。

(日経 xTECH 清嶋直樹)

[日経 xTECH 2018年10月18日掲載]

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