10/15 11:00更新 マーケット 記事ランキング

最新の市場情報

「※」は20分以上遅延
日経平均株価(円) 22,174.45 +375.58
日経平均先物(円)
大取,19/12月 ※
22,170 +370

日経チャンネルマーケッツでは、マーケット・経済専門チャンネル日経CNBCの番組をライブ配信。配信中の番組から注目のトピックスをお届けします。

「鈴木亮の視界亮行」[映像あり]

10月11日(金)14:20

首都圏のJR在来線 あす午後1時ごろまでに運休[映像あり]

気象庁 台風19号「狩野川台風に匹敵の可能性」

10月11日(金)13:00

[PR]

投信コラム

フォローする

「控えめ隔月分配型」に資金流入(投信観測所)

2018/10/23 12:00
保存
共有
印刷
その他

「毎月分配型ファンド」から資金流出が続く一方で、「控えめ隔月分配型」ファンドには年間で約2700億円の資金が流入した。「控えめ隔月分配型」とは、分配金の水準が低く隔月分配のファンドのことをいう。資金流入した要因としては、「運用実態に即した分配金」や「基準価額が大きく下がらない」などのファンド特性が金融機関に評価されたことが大きい。

組入資産の収益以上の分配金を出す「毎月分配型ファンド」に対し金融庁が厳しい姿勢を取る中で、高分配の毎月分配型ファンドの販売を控える金融機関が増えた。その代替商品として、運用実態に即した分配金を出すファンドや、一定の分配金を支払いながら基準価額が大きく下がらない運用をするファンドに注目が集まった。

基準価額が大きく下がらないということは資産寿命を延ばすことにつながり、「金融ジェロントロジー」を意識した資産運用を目指すファンドとしても評価された。「金融ジェロントロジー」とは、ジェロントロジー(老年学)と金融を組み合わせた学問。高齢化が進む日本において、金融ジェロントロジーの観点で、いかに「健康寿命」と「資産寿命」を延ばすかがポイントになる。

今まで主流だった「毎月分配型ファンド」は、運用実態より高い分配金を出し続けたことで、基準価額が2000円から3000円台と元本の1万円を大きく下回り純資産残高が大幅に減少したものが目立つ。一方で「控えめ隔月分配型」は基準価額1万円を大きく下回るものはほとんどない。

「控えめ隔月分配型」の年間資金流出入額ランキングの上位には、「リスク抑制世界8資産バランスファンド<愛称:しあわせの一歩>」、「JP4資産バランスファンド<愛称:ゆうバランス>」、「野村世界6資産分散投信」など、ゆうちょ銀行の販売ファンドが多い。ゆうちょ銀行や郵便局はリスク許容度の低い顧客が多く、低リスクの「控えめ隔月分配型」が人気を集めているようだ。

これまで「毎月分配型ファンド」の分配金利回りの平均は10%を超えていて、その大部分は投信マーケットから資金流出してきた。追加型株式投信全体の純資産残高は拡大しているものの、毎年の分配金による資金流出額は4~5兆円程度と多額だ。分配金による資金流出がなければ、投信全体の純資産残高はもっと増加していたとも考えられる。

「控えめ隔月分配型」は、「分配金による資金流出」や「分配金の高さを売りにした投信販売」などの投信業界の課題を解決し、投信業界の健全な発展のために重要な役割を担っていくことが期待される。

(QUICK資産運用研究所 清家武)

投信コラムをMyニュースでまとめ読み
フォローする

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップマーケットトップ

読まれたコラム