ASEM首脳会合開幕 首相、自由貿易推進訴え

2018/10/19 10:45
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【ブリュッセル=児玉章吾】アジアと欧州の53カ国・機関が参加するアジア欧州会議(ASEM)首脳会合が18日夜(日本時間19日未明)、ベルギーの首都ブリュッセルで開幕した。安倍晋三首相は世界で広がる保護主義の動きを念頭に自由で公正なルールに基づく貿易体制を推進していく考えを表明する見通しだ。

首相は世界貿易機関(WTO)改革や持続可能な成長がテーマの19日の全体会合で、一方的な貿易制限措置の応酬はどの国の利益にもならないと訴える。いかなる貿易上の措置もWTO協定に沿うべきだと主張。7月に署名した欧州連合(EU)との経済連携協定を引き合いに自由貿易体制を強化する意向を示す。

途上国などへのインフラ支援も協議する。首相は財政面の持続性を重視した質の高いインフラ整備を後押しする考えを表明する。中国が進める広域経済圏構想「一帯一路」をけん制する狙いがある。気候変動やプラスチックごみによる海洋汚染の問題も提起する。

ワーキングランチでは北朝鮮への圧力と制裁を維持するよう参加国に呼びかける見通しだ。北朝鮮のすべての核兵器や関連施設を「完全かつ検証可能で不可逆的に解体」するよう議長声明に盛り込むべきだと主張する。

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