ロ大統領、平和条約年内締結「容認できない」と安倍首相

2018/10/19 0:30
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【モスクワ=小川知世】ロシアのプーチン大統領は18日、自らが提案した前提条件なしでの日ロ平和条約の年内締結について「安倍晋三首相は『日本はこのようなアプローチは容認できず、最初に領土問題を解決すべきだ』と答えた」と語った。プーチン氏は中国とロシアが善隣友好協力条約の締結後に国境を画定した例を挙げ、平和条約締結で領土問題を棚上げする意図はないとも主張した。

ロシアのプーチン大統領=AP

ロシアのプーチン大統領=AP

ロシア南部ソチで同日開かれた国際会議で、日本の有識者からの質問に答えた。プーチン氏は9月に極東ウラジオストクで開いた国際会議で平和条約の年内締結を提案した後、安倍首相と柔道を観戦した際に意見を交わしたと明らかにした。首相は北方領土問題の解決を平和条約に先行させる立場を崩さなかったとしている。

プーチン氏は「条約を締結するのは、島々の問題を解決せずに歴史に投げ捨てることを意味するわけではない」と指摘。ロシアは元島民らによる墓参への協力などで信頼醸成に努めていると強調した。経済協力をてこに領土問題解決を目指す日本のアプローチにも理解を示す一方「アイデアは良いが、あまりにもわずかしか実現していない」と述べた。

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