航空機事故想定し訓練 成田と羽田、救助手順確認
成田、羽田両空港で18日、航空機事故を想定した訓練があった。それぞれ空港関係者や警察、消防などが参加し、負傷者の救助や治療の優先順位を決めるトリアージなど対応の手順を確認した。

成田空港では約1200人が参加。旅客機が着陸に失敗してエンジンが突然爆発、漏れた燃料に引火して機体が炎上し、多数の死傷者が出たとの設定で実施した。実際に消防車が駆け付けて放水し、救助隊員が機内から乗客役を次々と運び出した。

トリアージでは、けが人の情報をスマートフォンで関係機関が共有する実証実験も取り入れ、負傷者役は救急車やヘリコプターへ運ばれた。
羽田空港では、着陸に失敗した航空機が海に突っ込み、多数のけが人が出たとの想定で、警視庁や東京消防庁、航空会社などの約300人が参加した。〔共同〕
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