ピクスタ、芸術家支援のマッチング事業 小口資金を調達

2018/10/18 16:14
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写真素材の販売サイトを運営するピクスタは18日、画家など芸術家とその支援者をつなぎ、小口資金を調達できるマッチングサービスを始めたと発表した。芸術家はピクスタのサービスで得たお金を制作活動に使えたり、作品を販売したりできる。ピクスタによると日本のアート市場は世界の3.6%程度とまだ小さい。資金力やアートに関する知識が無い人でも気軽に芸術家と触れあえるようにすることで、芸術分野に携わる人の活躍の場を広げる。

ピクスタは芸術家を支援するサービス「mecelo」を始める(18日、東京・渋谷)

新サービス「mecelo(メセロ)」はインターネットで小口資金を募るクラウドファンディング(CF)と似た仕組み。ただ、大半のCFのように、1つの商品を完成させることを目的とした資金集めにせず、継続を重視した月額制の資金支援としたのが特徴だ。芸術家は毎月100円から支援を募り、見返りとして感謝の品などを送る。支援金の約15%をピクスタが手数料として徴収する。サービスで作品を販売することもできる。

ピクスタの古俣大介代表取締役社長は18日開いた記者会見で、「世の中には埋もれた才能とニーズが無数にあり、それらを結びつけたい」と力を込めた。学費や卒業後の進路、露出の場など、芸術に関わる人は様々な苦労を抱えている。メセロでは資金調達や作品の販売だけでなく、芸術家のインタビューや作品の楽しみ方といった情報を提供するメディアの役割も担う。芸術に詳しくない人も興味を持ち、支援者になれるきっかけを作る。将来的には芸術家が海外進出したり、支援者が芸術家に仕事を発注したりする仕組みも提供する予定という。

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