2018年11月14日(水)

ファーウェイが「Mate 20」 7.2インチの超大型も

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BP速報
2018/10/18 14:00
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ファーウェイがロンドンで「Mate 20」シリーズを発表(撮影:山口 健太、以下同じ)

ファーウェイがロンドンで「Mate 20」シリーズを発表(撮影:山口 健太、以下同じ)

中国・華為技術(ファーウェイ)は2018年10月16日、英ロンドンで新製品発表会を開き、Androidスマートフォン(スマホ)の最新モデル「Mate 20」シリーズを発表した。発表当日の10月16日以降、英国やフランスなどから順次発売する。

発表したのは「Mate 20」「Mate 20 Pro」「PORSCHE DESIGN HUAWEI Mate 20 RS」「Mate 20 X」の4機種。

■Kirin 980搭載の最新スマホ「Mate 20」シリーズ

発表会には、コンシューマー事業部門最高経営責任者(CEO)のリチャード・ユー氏が登壇。大画面スマホとして市場をけん引してきたMateシリーズを振り返り、「Mateシリーズで最もパワフルでインテリジェントなモデル」としてMate 20とMate 20 Proを紹介した。

いずれもプロセッサーには9月のIFA 2018で発表した最新プロセッサー「Kirin 980」を搭載。最大でCPU(中央演算処理装置)は75%、GPU(画像処理半導体)は46%、人工知能(AI)技術に特化した「NPU」は226%の性能向上を果たしつつ、それぞれの電力効率は最大で58%、178%、182%改善したという。

ディスプレーは、Mate 20が6.53インチ、縦横比18.7:9のFHD+(2244×1080ドット)液晶を搭載。Mate 20 Proは6.39インチ、縦横比19.5:9の2K+(3120×1440ドット)の有機ELを搭載する。Mate 20 Proは左右端が曲面のデザインを採用した。画面占有率は最新のiPhoneよりも高く、横幅も小さいという。

Mate 20 Proの本体カラーはEmerald Green、Midnight Blue、Pink Gold、Twilight、Blackの5色を展開。特にTwilightはP20シリーズからの人気色として採用したという。

ストレージの拡張手段として、microSDに代わる「NM Card」(Nano Memory Card)に対応する。「15年間使われてきたmicroSDに代わる、新たなメモリーカードだ」(ユー氏)とした。microSDよりも45%小さく、nanoSIMと同じ形状で、SIMカードスロットではnanoSIMと排他利用ができることをメリットに挙げた。

ファーウェイの急速充電技術「HUAWEI SuperCharge」は、Mate 20 Proが新たに40Wの充電に対応。これまでの4.5V/5Aを上回る10V/4Aでの充電に対応する。「4200mAhのバッテリーを30分で70%まで充電できる。より重要なことは信頼性だ。TUVによる認証を得ている」(ユー氏)と補足した。

新たに15Wの急速ワイヤレス充電にも対応する。さらに、Mate 20 Proから他のQi対応デバイスにワイヤレスで給電できる機能を発表した。「iPhone XSのバッテリーがなくなっても、Mate 20 Proから給電できる」(ユー氏)と語った。

Mate 20 Proのリアカメラは4000万画素、2000万画素、800万画素の3眼を搭載し、2000万画素のカメラは16mmの超広角レンズを備える。新たにマクロ撮影や、動画内の一部だけカラーを変える「AIポートレートカラー」撮影、被写体を3Dモデルとして取り込む「3Dライブオブジェクトモデリング」、被写体のカロリーを計算する「AIカロリー計算」に対応した。

フロントカメラは2400万画素を搭載。新たにIRカメラを搭載したことで、赤外線を利用した3D顔認証に対応した。画面の中央付近には指紋センサーを内蔵しており、指紋認証にも対応する。

新たな操作方法として、Androidの「戻る・ホーム・アプリ切り替え」の3つの機能を画面の左右スワイプ、画面下からのスワイプ、画面下からのスワイプ・ホールドで代用する機能を追加。独自のユーザーインタフェースとして「EMUI 9」を、OSには最新の「Android 9 Pie」を搭載する。

PORSCHE DESIGN HUAWEI Mate 20 RS

PORSCHE DESIGN HUAWEI Mate 20 RS

最初の発売国としては英国、フランス、イタリア、UAEを発表した。価格はMate 20のメモリー4GB版が799ユーロ、6GB版が849ユーロ。Mate 20 Proの6GB版が1049ユーロで、10月16日より販売する。

派生モデルとして、ポルシェデザインによる「PORSCHE DESIGN HUAWEI Mate 20 RS」を発表した。ストレージ256GB版が1695ユーロ、512GB版が2095ユーロで、11月16日より販売する。

ゲストとして、グーグルからマーケティング担当バイスプレジデントのBob Borchers氏が登壇。Mate 20 Proの3D顔認証の堅牢性を評価し、「Playストアでの購入に指紋認証と同じように利用できる」と語った。

■7.2インチの超大型スマホ「Mate 20 X」

Mate 20シリーズとして、7.2インチの大画面モデル「Mate 20 X」も発表した。プロセッサーは最新の「Kirin 980」を搭載。画面は縦横比18.7:9、解像度FHD+(2244×1080ドット)の有機ELディスプレーを搭載する。主な用途はゲーミングや仕事を想定したという。

ゲーミング用途では、熱伝導率の高い「Vapor Chamber」を採用した冷却機構「HUAWEI SuperCool」により、1時間のゲームプレー後でも温度を低く保てることをアピールした。

ペン入力として「HUAWEI M-Pen」に対応。4096段階の筆圧検知に対応する。5000mAhの大容量バッテリーにより、23時間の動画再生が可能という。価格は899ユーロで、10月26日より販売する。

(ライター 山口健太)

[日経 xTECH 2018年10月17日掲載]

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