血液で卵巣がん99%発見 生存率向上に期待

2018/10/18 9:40
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国立がん研究センターは18日までに、わずかな量の血液からがんの有無を調べる新しい検査法で、卵巣がん患者の99%を見つけることができたと発表した。診断が難しい卵巣がんの早期発見と生存率向上につながると期待され、同センターはさらに開発を進めて「5年以内の実用化を目指したい」としている。

チームは、がんが血中に分泌する「マイクロRNA」と呼ばれる物質に着目。冷凍保存された卵巣がん患者428人分を含む計4046人分の血液を使って、卵巣がんに特徴的なマイクロRNAを調べた。

10種類を特定し、これらの分泌量を調べることによって、99%の卵巣がん患者を正しく発見できた。がんでない人を誤って陽性と判定するケースはほぼ0%だった。必要な血液の量は0.8ミリリットルだった。

卵巣がんは年間新規患者が約1万人。自覚症状が乏しい上に有効な検診方法もないため、進行してから見つかるケースが多く、死亡率が高いことが問題となっている。

がん研究センターは、同様の手法で胃がんや肺がん、肝臓がんなど計13種の検査法の開発を目指している。〔共同〕

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