福岡市長選、高島市政の評価争点に 投開票まで1カ月

2018/10/18 9:23
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高島宗一郎市長の任期満了に伴う福岡市長選は、11月18日の投開票まで1カ月。3選を目指す高島氏のほか、新人で共産党福岡市議団事務局長の神谷貴行氏がこれまでに出馬を表明している。選挙戦では2期8年の高島市政への評価が争点になりそうだ。

「引き続きこの勢いを止めることなく、福岡市を次のステージへと飛躍させていかなければならない」。今月5日の福岡市議会決算特別委員会の総会質疑。この3日前に3選出馬を表明した高島氏は、最大会派の自民党市議団の南原茂会長から3期目への意気込みを問われ、こう宣言した。

高島氏は「人口や観光客は増加を続け、企業立地や創業が進み、市税収入は過去最高を更新している」と成果を強調。一方で「(受け入れ態勢が不十分で)クルーズ船の寄港を断るなど、都市としての供給力不足が顕在化している」とも指摘し、成長戦略を加速する考えを示した。

2010年の市長選で高島氏を担ぎ上げた自民党市議団だが、14年市長選では高島氏の市政運営に不満を持った市議団の一人が対抗馬として立候補。昨年春には市議団が提案した福岡空港民営化後の新運営会社への出資を義務付ける条例案を巡り、高島氏が審議のやり直しを求め、最終的に廃案になった。

今回も一部で対抗馬擁立を求める声もあったが、ある自民党市議は「(高島氏は)実績を残していて市民からの評価も高い。支援しない理由がない」。結局、今月2日の会派会合では、市議団が折れる形で高島氏支援を決定。公明党も高島氏を支援する方針だ。

一方、5日に出馬表明した神谷氏は高島路線からの転換を訴える。神谷氏は「経済成長の果実は一部の人間にしかいっていない。市民は貧しくなっている」と強調。高島市政について「大規模開発や規制緩和一辺倒ではまずい。成長と分配が必要だ」として、家賃補助や交通費の一部を助成する高齢者乗車券の拡充などを掲げる考えだ。

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