千葉の郷土料理 シーン別に提案

2018/10/18 0:00
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千葉県が郷土料理をPRするため、ホテルや飲食店で提供しやすい料理を紹介するパンフレットを作成した。料理人向けの研修会も11~12月に開催する。県内で郷土料理を手軽に楽しめる場を増やし、食に関心の高い観光客を呼び込む考えだ。

コース料理には伊勢エビの味噌汁などを提案する

パンフレットは利用シーンに合った20種類の郷土料理を取り上げ、作り方とともに紹介している。ホテルや旅館のコース料理向けには、伊勢エビの味噌汁やハバノリを使った雑煮などを提案。夕食向けの料理として、ゆで落花生やアジのなめろうなどを挙げた。

地域色の強い逸品もそろえた。バイキング料理向けに提案した「性学(せいがく)もち」は二宮尊徳と並ぶ江戸後期の農業指導者、大原幽学が考案したとされる。もち米ではなく、うるち米を使用。香取市など県北東部を中心に引き継がれ、ぜんざいやフルーツ白玉のほか、麺類の具に入れてもおいしいという。

「かいそう」はコトジツノマタという海草を煮溶かし、型に入れて固めたもの。正月料理として外房地域などで古くから親しまれ、バイキングなど大人数での会食にぴったりだ。

県の担当者は「利用シーンにあった料理を提案することで、メニューに採用してもらいやすくなる」(流通販売課)と話す。2万部のパンフを作成し、県内の市町村や農産物直売所を通じて飲食店に配布する。

研修会ではベテランの料理人や料理研究家を招き、郷土料理の調理実演のほか、料理の魅力をアピールするコツなどを紹介する。

千葉県は農産物、海産物を豊富に産出する一方、グルメ情報の発信力が弱かった。リクルートライフスタイルが7月にまとめた2017年度宿泊旅行調査によると、千葉は「地元ならではのおいしい食べ物が多かった」の項目で全国45位にとどまった。

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