世界最薄「カード型」ケータイ ドコモ、秋冬の新商品
NTTドコモは17日、秋冬商戦に向けた携帯電話の新商品を発表した。薄型・軽量でカードのような形状にしたオリジナル端末のほか、米グーグルの新型スマートフォン(スマホ)「ピクセル」や韓国サムスン電子の最新機種など全11機種をそろえた。25日から順次発売する。
ドコモ限定の新型ガラケー「カードケータイ」は薄さ約5.3ミリメートル、重さ約47グラムで、世界最薄・最軽量だという。電話やショートメッセージサービス(SMS)、インターネットなど基本的な機能に特化しており、スマホと併せて持つ「2台目」の需要を見込む。京セラが製造する。

すでに持つスマホと同じ電話番号で使えるオリジナル端末「ワンナンバーフォン」も用意した。テンキーを搭載し、手のひらに収まる大きさにして持ちやすさを重視した。スマホのサイズが大きくなるなか、通話用途に特化した「子機」としての使い方を想定する。製造は中国の中興通訊(ZTE)が担う。
ドコモの吉沢和弘社長は同日の記者発表会で、「スマホが大画面化するなか、持ち運びやすいシンプルなケータイが欲しいという声が多数あった」と話した。

ソニーモバイルコミュニケーションズの「Xperia XZ3」も発売する。同ブランドで初めて有機ELディスプレーを採用し、スマホでも高画質の動画を見たいという利用者にアピールする。
サムスン電子の「Galaxy Note9」はタッチペンにブルートゥース機能を搭載。遠隔でカメラのシャッターを切ることなどができ、写真撮影がより便利になるという。