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リッポー、株価急落 大規模開発で汚職疑惑発覚

【ジャカルタ=鈴木淳】インドネシアの大手財閥リッポー・グループの中核企業で、不動産大手のリッポー・カラワチの株価が16日、一時、前日終値から約10%急落した。リッポー・グループが進める大規模開発計画「メイカルタ」を巡り汚職疑惑が発覚したためだ。2兆円を超える規模の巨大開発計画の先行きが懸念される。

インドネシアの独立捜査機関、汚職撲滅委員会(KPK)は15日、メイカルタの開発を巡って建設許可を出す見返りに現金を受け取ったとして、メイカルタの建設予定地がある西ジャワ州ブカシ県知事(日本の市町村長に相当)ら幹部を収賄容疑で逮捕したと発表した。KPKは贈賄側の詳しい身元を明らかにしていないが、KPK関係者によると、リッポー幹部を含む4人を逮捕した。

14日に、情報を得て張り込みをしていたところ、ブカシ県幹部が現金を受け取る現場をKPKの捜査員が発見し、収賄容疑の現行犯で逮捕した。15日に同容疑で県知事の身柄を拘束した。

KPKは12日にも、リッポーが関わる訴訟で裁判所職員に金銭を渡した疑いで、海外逃亡中だったリッポーの元幹部を逮捕した。KPKは訴訟を有利に進めるために裁判所職員を買収した疑いがあるとみて、詰めの捜査を進めている。

メイカルタの開発計画は、リッポーが2017年5月に発表した。事業費は278兆ルピア(2.1兆円)にのぼるインドネシア最大級の開発計画。住宅25万戸や数十棟の高層ビル、商業施設を造る。国内外の大学や研究機関なども誘致する予定だ。

一部報道では、開発が停滞しているとの指摘が出ているが、リッポー側は「開発は進んでいる」と主張している。

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