2018年12月13日(木)

TDK、あらゆるモノをスピーカーに 振動技術で

エレクトロニクス
2018/10/16 13:35
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TDKは国内最大の家電・ITの国際見本市「CEATEC(シーテック)ジャパン2018」で、電気信号で震える「振動素子」を使ったスピーカー技術を出展した。従来のスピーカーと比べてレスポンスの良い音を再現でき、デバイスのサイズを小さくできる。自動車やディスプレー機器などへの応用が期待される。複数メーカーからすでに引き合いがある。

振動技術で樹脂製の透明板をスピーカーに

新型スピーカー「ピエゾスピーカー」は、ピエゾアクチュエーターと呼ぶ薄板状の振動素子を利用する。特定の物質に電圧を加えると変形する性質を利用して、板材を様々な周波数で振動させて音を出す。信号を送って振動するまでの時間が短く、応答性も良い。壁や窓などから広がりがある音を直接出せる。あらゆるものに装着して、スピーカー機能を持たせられる。

TDKは薄く、幅広い周波数で振動するピエゾアクチュエーターに強みを持つ。スピーカーに応用すれば、約200~1万ヘルツという幅広い周波数の音を出せる。樹脂製の透明な板に貼り付けて、実際に音楽を流すデモを実施した。

自動車のダッシュボードに内蔵して内装をフラットにしたり、ディスプレーに内蔵して画面から音を出したりといった用途を考えられる。出力や大きさに合わせて複数のピエゾスピーカーをそろえた。12月からサンプル出荷し、19年5月の販売開始を目指す。

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