佐賀「いちごさん」今冬デビュー 打倒「あまおう」へ

2018/10/16 12:44
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新品種の名前は、ずばり「いちごさん」――。「さがほのか」の後継となる佐賀県産イチゴの新品種が今冬デビューすることになり、16日に佐賀市内でブランドの発表会が行われた。山口祥義知事は「全国の人に愛してもらえる、ど真ん中のクイーン・オブ・イチゴができた。高級志向の商品として差別化して、夢は世界制覇」と意気込んだ。

佐賀県が7年かけて開発したイチゴの新品種「いちごさん」=佐賀県提供

佐賀県が7年かけて開発したイチゴの新品種「いちごさん」=佐賀県提供

イチゴ業界は福岡県産「あまおう」や栃木県の「とちおとめ」といったブランドを追い越そうと開発が進み、産地間の競争が激しくなっている。佐賀県は主力「さがほのか」の後継品種を7年かけて開発、1万5千株の中から最優良株を選んだ。濃い赤色で果汁たっぷり。収量も多いのが特長で、粒も大きく端正な形でケーキ用にも向いている。従来の果肉が白いという「弱点」も改め、内側も赤くした。11月下旬から収穫・出荷を始め、12月上旬に東京と大阪で初荷式を行う。需要が増えるクリスマス期に向けてアピールする。

ロゴマーク入りのパネルを持ち新品種をアピールする佐賀県の山口祥義知事(16日、佐賀市内)

ロゴマーク入りのパネルを持ち新品種をアピールする佐賀県の山口祥義知事(16日、佐賀市内)

キャッチコピーは「眺めてうっとり、かじって甘い。」。考案したコピーライターの渡辺潤平氏は「食べた時の感動をそのまま名前にした。他県は意外にイチゴという言葉を使っていないことに気づき、子どもも覚えやすい、口にしてもらえる、一つの人格を持った名前がいいと思った」と説明。あえて名前から県名を外し「すごいだろというのではなく、いつもそばに寄り添ってくれて、みんながかわいがるものにした」と話した。

佐賀県産イチゴの新品種「いちごさん」のロゴマーク。中央にボブカットの女性のシルエット、下部に訪日客や輸出を意識して英語の説明を入れた

佐賀県産イチゴの新品種「いちごさん」のロゴマーク。中央にボブカットの女性のシルエット、下部に訪日客や輸出を意識して英語の説明を入れた

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