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スポーツファン向けグッズ、日本も市場拡大へ
編集委員 北川和徳

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2018/10/17 6:30
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ニッチな市場と思っていたのだが、スポーツチームやリーグの収入源としてファン向けライセンス商品の売り上げは軽視できない規模になっている。広島東洋カープのレプリカユニホームやTシャツを中心にした2017年のグッズ販売は54億円に達したという。日本でもこれから成長しそうなこのビジネスに関して、興味深いニュースがあった。

米大手がソフトバンクホークスと契約

福岡ソフトバンクホークスがスポーツファン向けグッズを専門に扱う米ファナティクス社(フロリダ州)の日本法人と包括的パートナーシップ契約を結んだ。19年3月からホークスのグッズは同社が企画して独占的に提供、球団の通販サイトや店舗も同社が運営する。ホークスの後藤芳光オーナー代行は「よりいっそうの驚きと楽しさにあふれたバラエティー豊かなオリジナルグッズを開発し、ファンの皆様へとお届けできるようになります」とのコメントを発表した。

「SHOWTIME」の愛称が記された限定ユニホームを着用したエンゼルス・大谷。こうした商品もすぐに通販サイトでの購入が可能という=共同

「SHOWTIME」の愛称が記された限定ユニホームを着用したエンゼルス・大谷。こうした商品もすぐに通販サイトでの購入が可能という=共同

以前、コラム「チームNIPPON大変革」でも紹介したが、ファナティクス社はMLB(米大リーグ機構)やNFL(米プロフットボールリーグ)など米国のプロスポーツを中心に世界で300以上のチーム、リーグと契約する、スポーツ・ライセンス商品の製造・販売会社だ。チームやリーグの公式オンラインショップの運営なども担当し、ネット通販を中心に年間20億ドル(約2250億円)以上を売り上げる。

米国のスポーツファン向けグッズ市場を急拡大したその理由は、多彩で機動的な商品展開とスピードにある。チームの優勝や記録の達成、人気選手の引退、有望新人の入団など、ファンの記憶に残る出来事があればすぐに新たな企画グッズをサイトにアップし、注文から数日で届ける。製造部門から物流倉庫まで自前で持つからこそ可能なのだという。

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